〒177-0041 東京都練馬区石神井町3-20-11 中内ビル2階
受付時間 | 9:30~14:00 /16:00 ~20:00 ※木曜・日曜・祝日を除く |
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アクセス | 石神井公園駅中央口徒歩3分 |
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こまつ鍼灸院では、お客さまの症状やお悩みにあわせた情報をご提供しています。
頚椎症には大きく分けて2つの意味があります。広義の頚椎症と狭義の頚椎症です。広義の頚椎症とは、頚全般の痛みやしびれ等を伴う疾患です。狭義の頚椎症には2つあり、頚椎症性神経根症と頚椎症性脊髄症があります。
簡単に箇条書きにしてみます。
加齢変性(椎間板の水分は20代後半から減少をしていくといわれています)が原因で、頚椎の重なった神経孔が狭くなり、または骨棘が形成され神経に接触して症状が出るもの。
頚部脊柱管が狭くなり、脊髄神経を圧迫して脊髄症状を呈するもの。
骨と骨のクッションとなっている椎間板の中にあります髄核が外に飛び出すか、線維輪全体が膨らんだ状態のものを言います。ヘルニアとは、その組織が本来あるべきところから飛び出すという語源なのです。このヘルニアにも、神経根を刺激するものと脊髄症状を呈するものがあります。
1か所の整形外科で「頸椎症性神経根症」であるとか、「骨には異常がない」と言われましても、ご自分で納得いかない場合には、頸椎専門の病院(たとえば九段坂病院等)で診ていただきましょう。医師も人の子です、誤診率10%前後は当たり前なのです。
いまだ、町の整形外科では頚椎牽引をしています。大学美容院や頸椎専門の病院、欧米の病院では牽引はしていませんし、むしろ、否定的見解をもっている医師のほうが多いようです。牽引中に少しでも痛みを感じたり、手にしびれを感じたらすぐにスタッフを呼んで中止をしてもらってください。最近の事例ですが、病院でけん引をして悪化し、大学病院に回されて即時手術になった患者さんもいらっしゃいます。
この注射数回で症状が改善される方もいらっしゃいますが、5回程度やってみて全く変化がない場合は、10回続けても改善は難しいと思います。
間違えないでいただきたいのは、絶対に必要な手術はあるということです。すべての頸椎症・頚椎ヘルニアが、私の治療で治るわけではありません。
ただ、現在の最高の技術をもってしても、手術によって「しびれ」は改善しません。しびれの場所が増えることはあっても、減ることはありません。また、単純な神経根からの痛みも手術は回避したいところです。
脊髄を圧迫していない、片側の腕の麻痺であるならば、現在のところ100%の改善をしています。
頚椎症をネットで検索しますと、手術をしないでよくなったとか、手術をしない方法などという「たわけた」サイトがあります。(私は、頸椎症のネットビジネスと呼んでいます)手術をしなくてもよくなったのは、初めから手術が必要でなかったからです。
脊髄症状が両手に出ている場合や、呼吸中枢に影響を及ぼしている場合、膀胱直腸障害がみられる場合などは当院でも手術をお勧めしています。日本の頚椎の手術は、世界でもトップクラスですから、必要な方は安心して受けられることをお勧めいたします。
一般的に頸椎症や頚椎ヘルニアと言えば、痛みやしびれを連想されると思います。1.首の痛み2.肩甲骨の痛み3.腕の付け根の痛み4.腕の痛み5指のしびれしかし、それだけではありません。
私が治療させていただいた頚椎症(頸椎症)の患者様の中には、「めまい」「頭のしびれ」「くびが坐らない」「目の痛み」「のどから胸の息苦しさ」などを訴えられた方も多数いらっしゃいます。そして、それらの症状が頸椎からくるものであれば(頸髄を圧迫していない)、必ず治癒に至ります。
腕や指のしびれについて
しびれのメカニズムについては、まだはっきりとしたことはわかっていません。そして、現代医学では「しびれ」に対しては全くの無力なのです。皆さんが診断を 受けたお医者さんに聞いてみましょう! 「なぜ首が悪いのに腕がしびれるのですか?」「なぜ、腕は何ともないのに指先だけがしびれるのですか?」「なせ、痛みはとれたのにしびれはとれないのです か?」
満足のいく、答えは返ってきません。わからないからです。手術では絶対に改善しません。新たなしびれる場所が増えたとしてもです。
しかし、私は一つの仮説を立てました。これによって、完全とれるしびれと、指の先端の痺れだけ取れない場合があることがわかってきました。治りきらない先端のしびれは、神経細胞シナプスの完全な損傷なのです。
↑ 頚椎模型での牽引簡略図ですが、基本的に椎間が狭くなったり、ヘルニアで髄核が脱出している部位は1~3か所程度です。このように、牽引をすると全く問題 のない靭帯や神経にも負担をかけることになります。本当に問題のある椎間だけに、テンションをかけることができないのです。いわんや、整体で頸をけん引を するということは、犯罪行為としか申し上げようがございません。
牽引をすべて否定するものではありません。私が整形外科に勤めていたときにも、50人に一人くらいはよくなる方もいらっしゃいました。しかし、ほぼ毎日8年間も通われて、指の痺れが取れない患者様もいました。
以下のことにご注意ください
1.発症から時間が経過している場合、殆どが効果はない。
2.牽引中、少しでも痛みや違和感を感じたら中止をしてもらう。
欧米の整形外科学会では、殆ど行われていません。また、日本の頚椎専門の医師の中では「頚椎牽引は無効である」。と言い切られる医師が一般的なのです。
基本的には、痛みの強い間は安静が必要です。しかし、すべての方がお仕事を休めるわけではありません。その場合、ポリネック(頚椎カラー)の装着をお勧めいたします。また、お仕事は休めない代わりに、すべてのスポーツや趣味(読書、編み物、カーデニング等)はお休みしましょう。そうすることで、最も早く再開することができるのです。
最もしてはいけないスポーツの一つです。なぜいけないのか? それは、すべて息継ぎに問題があります。
クロールは左右にひねられて神経根を圧迫します。
平泳ぎの息継ぎはこのようになります
神経にとっては良くないですね
問題は2点あります。
1.自転車の種類の問題。前傾姿勢の強い自転車ほど首には負担がかかります。パソコン使用の数倍の負担になります。
2.走っている道路の問題。砂利道や段差があるほど、その衝撃は最終的にすべて頚椎で吸収してしまい、自転車を降りてから痛みが強くなります。
くびに負担のかからないトレーニングだと、やってもよいと思われるでしょう。しかし、下半身のトレーニングでも筋電計を使うと頚部の筋肉は緊張を強いられるといわれています。80%の改善がみられるまでは休みましょう。
人とは、何もしないことに不安を感ずるものです。しかし、頸椎症全般は病気なのです。病気の時は、安静にすることが生物の本能なのです。胃が痛むときに、胃の機能を改善するときに何かを食べるでしょうか? 足首を捻挫したときに、足のストレッチをして早く治ると思いますか?
安静と、適切な治療が最善の方法です。
自転車と同じ理屈です。上下動の振動は、すべて頚椎に来てしまします。50%程度の改善が見られたら、ウォーキングから再開しましょう。
プロ・アマを問わず最も傷めやすいのが頚椎です。プロレスラーが一番鍛えるところが、くびなのです。頚椎損傷から命を失ったレスラーもいます。95%の改善がみられるまで、再開は厳禁です。また、競技を続けている限り定期的な(1か月に1~2回程度のメンテナンス)治療が必要になります。
ずいぶん減ったとはいえ、男性にとってゴルフは仕事の延長と言えます。そうすると、完治するまでできません。というのも酷なところがあります。しかし、前述しましたスポーツに比べると比較的再開は早くできます。50%程度の改善でできるようになります。
かなりハードなスポーツです。頸椎にとりましては。ボールを追って動き、止まった瞬間の衝撃はかなりのものです。80%以上の改善を見込みたいところです。
※病名や症状により一概には申せませんが、当院の治療1クール5回で10~30%程度の回復が見込めます。(早い人で80%の回復)
2クール10回の治療で、ほぼ80%の患者様が、50%以上の改善をしています。
頚部を動かさなければよいのですが、いろんなポーズをしているとついつい負担もかかると思います。今までの患者様の中には、ヨガのインストラクターもいらっしゃいましたが、問題なく現場に復帰されています。
症状が強い場合、枕は深刻な問題となります。高額な専用枕をオーダーメイドしても、なかなか合わない方が多いのが現実です。それは、枕が会わないのではなく、頚が悪いからすべての枕が会わないのです。そこで、当院がご指導している枕の作り方を公開いたします。
このタオル枕につきましては、過去に【はつらつ元気】でも紹介されています。
掲載雑誌、はつらつ元気
↓ 1.サイズの違うバスタオルを2枚用意いたします。
↓ 2.きつめに巻いていきます。
↓ 3.両端をマジックテープで留めます。このさい、長すぎる場合は惜しむことなく、カットしましょう。
↓ 4.基本はこのような感じです。
↓ 5.後頭部が低目が楽な場合には、入れ替えてみましょう。
一般的な整体院とは区別しました。なぜならば「指圧マッサージ」というのは国家資格だからです。それでも、事故は起こります。画像を使ってご説明いたします。
くびの筋肉は1本ではありません。何層かになっています。この画像から言えば黒い部分が一番深い筋肉であり、神経根の刺激を受け固くなっていきます。
上から押せば当然このようになります。ほぐれるのは一番上の赤い部分だけ。問題のある黒い部分は、まったくほぐれず、その形状を保ったまま神経根を圧迫します。良いわけがありません。鍼灸治療は、この黒い部分だけに刺激を与えることが可能です。(腕にもよりますが)
世に整体師などという資格はありません。国家資格でもなんでもないのです。指圧マッサージ師は国家資格がないと名乗れませんので、マッサージをしている無資格者のことです。このサイトをご覧になっいる「あなた」も、1週間程度の講習を受ければ開業できる代物です。指圧マッサージ師は、ほぼ毎日3年間学校に通います。それでも、頸椎症には危険なのです。いわんや、整体師に体をゆだねることは危険極まりない行為です。
ちなみに、国家資格者の治療院で事故が起きた場合、地元の保健所が管轄になりますが、整体院の場合は地元の「警察署」が担当になります。傷害罪になるからです。
カイロプラクティック発祥の地アメリカでは、6年生の大学で教育をされ準医師の地位を有していますが現地の学会においても次のような報告がなされています。 「1992年、Stanford Stroke Centerの研究者は、アメリカ神経学会のメンバー486名に対し、過去2年間でカイロプラクターの施術後24時間以内に脳卒中を起こした症例を何人診たかを調査した。 この調査はアメリカ心臓協会が後援した。 177名の神経専門医が21歳から60歳までの55名の患者を報告した。 このうち1名が死亡、48名が不明瞭な発音、構文障害、めまいなどの恒久的な神経障害を生じた。卒中の主因は椎骨動脈壁が裂けたためと考えられた。 1925年から1997年までに発行された論文116編を調べた総説によると、頸部の徒手操作に伴う頸部損傷177例の少なくとも60%はカイロプラクターによってなされたものであった。」
日本におけるカイロプラクティックの被害はアメリカの比ではなく、日本の厚生労働省通達により、頚部に対する徒手操作を禁止するまでに至っている。 そして、日本のカイロプラクターや整体師が加入している賠償保険では、頚椎に対するアジャストで事故が起きた場合は免責事項になっているのです。(保険金は出ないということです)
日本では、整体師やカイロプラクティックによる医療事故は、傷害罪になり(医療ではないので、業務上過失にはなりません)、警察が介入いたします。
20年前、私が鍼灸学校に通っていたときの朝日新聞の記事に、このようなものがありました。カイロプラクティツクによって下半身不随にされた被害者に、6.000万円の賠償責任・・・・・
ほとんどの整形外科の医師が経験されているのが、カイロプラクティックによって体を壊された患者さんがいることです。私のところにも、少し首が痛いということで、ホームページで見つけたカイロプラクティックに行ったところ、翌日から左半身の痺れを感じるようになり、頭痛も出るようになったとのことです。こちらの患者様は、当院でほぼ3か月で完治されています。
※重度の後縦靭帯骨化症の場合、頚椎の下手なアジャストによっては即死の場合もあり得るのです。
さて、巷にあふれかえる接骨院、整骨院(名称は違いますが同じところです)ですが、過当競争の影響で何でも診てくれます。電気治療にマッサージ。しかし、頸椎症や頚椎ヘルニアであることを申告したうえで、保険料金で治療をした場合は法律違反なのです(地元の保健所にお問い合わせください)。接骨院でできるのは、頚部捻挫だけです。国から認められている病名からも、接骨院、整骨院の治療レベルから言っても、「頸椎症・頚椎ヘルニア」が治ることはあり得ません。良くなったとしたら、数日安静にしていれば治ったということなのです。
手技による医業類似行為の危害-整体、カイロプラクティック、マッサージ等で重症事例も
平成三年六月二八日・・・・(医事第五八号)
医業類似行為に対する取り扱いについて・いわゆるカイロプラクティック療法に対する取り扱いについて
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